出典:国土地理院

御祭神の熊野三所権現についてお話しするのじゃ。
神仏習合の時代の垂迹神すいじゃくしんで、ご神徳と得意分野は、

  • 熊野の地の守護神
じゃな。鹿島天足別神社などにてお祀りされておるのじゃ。
詳細は地図にも示しておるし、ページをスクロールして見てみるのじゃ!
ちなみにこの枠は左下の▼で非表示にできるぞ。

狐っこの
にゃんこきつね
権現

くまのさんしょごんげん

熊野三所権現

Kumanosansyo Gongen

総称

家津美御子神・速玉之男神・熊野牟須美神けつみみこのかみ・はやたまおのかみ・くまのむすびのかみ

上記以外の文献または由緒書き等に於ける名前の表記

熊野三所神くまのさんしょのかみ熊野三神くまのさんじん熊野坐大神くまのにますおおかみ熊野大神くまののおおかみ熊野権現くまのごんげん熊野皇大神くまのすめらおおかみ熊野神くまののかみetc...

概要

熊野三所権現くまのさんしょごんげんとは、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)に祀られる主祭神の総称であり、日本独自の神仏習合思想が色濃く反映された信仰の象徴である。権現とは、仏が衆生を救うために仮の姿である神となって現れるという「本地垂迹ほんじすいじゃく」の考えに基づいた神の呼称である。熊野の神々もこの思想のもと、それぞれ特定の仏の化身とされた。

具体的には、下記の通りである。

  • 熊野本宮大社の主祭神である家都美御子大神けつみみこのおおかみは阿弥陀如来
  • 熊野速玉大社の主祭神である熊野速玉大神くまのはやたまのおおかみは薬師如来
  • 熊野那智大社の主祭神である熊野夫須美大神くまのふすみのおおかみは千手観音
この三柱の権現をまとめて熊野三所権現と呼ぶ。

熊野信仰は、平安時代以降、皇族や貴族、さらには武士や庶民に至るまで広く信仰を集めた。特に、熊野は黄泉の国と現世の境とされ、死と再生、穢れの浄化を司る聖地として認識されていた。熊野に詣でる「熊野詣」は、俗世の穢れを祓い清め、新たな自分に生まれ変わるための重要な巡礼とみなされた。この浄化の信仰は、家都美御子大神の本地仏が死後の世界を司る阿弥陀如来であることとも結びついている。

また、熊野三所権現は、十一面観音を本地仏とする熊野十二所権現の中心的存在として、熊野信仰の拡大に大きな役割を果たした。修験道の聖地としても栄え、山岳修行と仏教、土着の神々への信仰が融合した独自の文化を形成した。

熊野三所権現は、「古代の土俗神(祀ろわぬ神)」と「祀る神」と「仏教」が入り混じり融合し、解釈が極めて難しい様相を呈している。今、祀られている祭神はお面を付けさせられて坐しているだけなのか?もし、そのお面を外した時に、一体何が現れるのかは、天の神さまですら知らないかもしれない。

さらに詳しく・・・

【補陀落渡海】

補陀落渡海ふだらくとかいは、平安時代から江戸時代にかけて、主に熊野那智山近辺で行われた、観音菩薩の浄土である補陀落山を目指して小舟で大海へ漕ぎ出す捨身行である。この行は、生きながらにして観音浄土に往生するという、極めて特異な信仰実践であった。補陀落とは、サンスクリット語で観音浄土を意味する「ポータラカ」の音訳であり、南方の海上に存在すると信じられていた。日本においては、熊野那智山のほか、四国や九州でも記録が残されているが、那智からの渡海が最も多く、特に補陀洛山寺ふだらくさんじが主要な拠点であった。

渡海は、選ばれた修行僧、特に補陀洛山寺の住職が、61歳になると行われることが多かったとされる。渡海に用いられたのは、観音浄土へ向かうための特別な船で、窓や扉がなく、釘で密閉された船室に、わずかな食料と水、そして灯油が積み込まれた。僧は船室に閉じ込められ、外界との接触を絶たれた状態で、ひたすら観音菩薩に祈りを捧げながら、伴船に引かれて大海へ船出した。この船の構造は、鳥居が取り付けられるなど、神仏習合が進んだ熊野信仰の特徴を反映していた。

神徳・得意分野

神話や伝承に基づき、個人的な解釈を含みます。

  • 熊野の地の守護神

熊野三所権現」 を祀る神社は 49社です。
主祭神・相殿神・配祀神・合祀神などとして祀られている神社を表示しています。
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