「おさんぽ、YOKOHAMA」で神社や神さまたちを案内するキャラクターをご紹介いたします。
この子たちは、某県立高校の美術科で学ぶ現役の女子高生イラストレーター・とうのセンセイが、「おさんぽ、YOKOHAMA」の為に描き下ろしてくれたオリジナルのイラストです。
八百万の神々の中から、イラスト化したら楽しそうな神キャラを厳選し、神道的考証と考古学的考証を踏まえた上でデザインをしていただきました。
この子たちは、WEBコンテンツ内に出てきて神社や神さまのことについてお話をしてくれます。お気に入りのキャラクターボイスで脳内再生しながら、ご覧いただければ幸いです。
わしは狐っこのにゃんこきつねじゃ!お稲荷さんにいるお狐さん、って言えば分かりやすいかの。
わしのことを命婦神といって神さまとして祀ってくれておる社もあるのじゃが、実のところ、わしは神さまは本業じゃないのじゃ。
眷属といって、神さまのお遣いなのじゃ。
おぬしらの世界と神さまの世界を自由に行き来することが許されている、なかなか凄いポジションにおるのじゃ。
ちなみに、稲荷神も厳密に言うと、わしのことではないのじゃ。
ウカさまとかトヨウケちゃんとかウケモチちゃんとか、
五穀を司る神さまたちの別名か総称って感じじゃな。まぁ、細かいことを気にする神さまたちじゃないので、そこらへんは特に問題はないのじゃ。
わしの直属のお社は、茨城県笠間市の笠間稲荷神社じゃ。でもお出掛けすることが好きなので、いっつもそこらじゅうを飛び回っておる。
お稲荷さんの仲間は日本じゅう、それこそ高層ビルの屋上から田舎の田んぼの端っこまで至る所にいるからの。
ちなみに油揚げも好きなのじゃが、本当は焼そばが好物なのじゃ!
こんにちは!わたしは、瀬織津姫です。祓戸大神の一柱なのですが・・・あまりピンと来ないかもしれません。でも、全ての神社に縁があるんですよ。
もし、ご祈祷を受ける時があったら、神職がいちばん最初に奏上する祝詞に耳を澄ませてよく聞いてみてください。私の名前が必ず呼ばれます。
「御禊祓へ給し時に生りませる祓戸大神等・・・」
この後に、神職は幣帛を皆さんの頭の上でふぁさふぁさします。これで皆さんに付いている罪や穢れをわたしが受け取って、川に流しているのです。
でも、私のことを名前付きで祀ってくれている神社は本当に少なくて・・・太古の昔からずっとそこに居続けているのに・・・
あんまり淋しい話をしてもアレなので、話題を変えましょう。腰にぶら下げているのは瓢箪です。瓢ともいいますね。これ、可愛いと思いませんか?
実はこれ、通信装置なんですよ。あらゆる時空を超えて、通信ができちゃうんです。すごいでしょ!
さっき紹介した祝詞が奏上されるたびに通知が来るので、大変といえば大変なのですが・・・
もちろん、中にはお水も入っています。結界を張るときには必須ですからね。
でも最近は、わたしのことを思い出してくれる人が増えてきたので、ちょっと嬉しいです。
そちらの世界にちょっと興味が湧いてきたので、そちらの世界の女の子が着ている可愛らしい衣装をお友達の稚日姫ちゃんに作って貰いました!
お散歩するときに、さすがに瓢箪をぶら下げて歩くわけにもいかないので、そちらの世界のスマホという通信装置に変えて持ち歩いています。
もし瓢箪を見かけることがあれば、覗いてみてください。わたしとお話しできるかもしれませんよ。
ぼくは安倍晴明。最近だと、ハルアキラって呼ばれることが多いかも。もう1000年も経つのに、色々と出番があって驚きだよ!
子どもの頃の記憶が曖昧なんだけど、狐ッコだかニャンコだかと遊んだ記憶が有るような無いような・・・
空とか雲とかよく眺めていて、勘が働くというか、世の中の動きが分かるんだよね。あとでそれが陰陽道ってヤツだと知って、
色々な師匠に弟子入りを願ったんだけど、だいぶ断られたよw
でも、賀茂保憲師匠になんとか弟子入りできて、みんなが思い浮かべる陰陽師・安倍晴明になったのは、実は50歳を過ぎた頃なんだ・・・
その後、だいぶ長生きできて陰陽道=安倍晴明みないな感じになっちゃった。まぁ、今思えば長生きはするもんだね。