出典:国土地理院
御祭神の杉桙別命についてお話しするのじゃ。
伊豆國の神々で、系譜がちょっと不詳なのじゃ。ご神徳と得意分野は、
杉桙別命etc...
父:-
母:-
静岡県河津町に鎮座する川津来宮神社の主祭神として知られる神であり、伊豆地方の開拓に深く関わった土着的な性格を持つ神である。その出自については諸説あるが、素戔嗚尊の子である五十猛命と同一視される場合が多く、樹木を司る神としての性格を色濃く持っている。
また、この神は「来宮」という名称からも察せられる通り、漂着神としての側面も有しており、海からこの地に到来して定住し、人々に農耕や生活の術を教えたという伝説も残されている。
杉桙別命にまつわる最も有名な伝承は、酒にまつわる禁忌である。かつて命が野で眠っていた際、野火に囲まれて窮地に陥ったが、多くの小鳥たちが羽を水に浸して火を消し止めたことで一命を取り留めたとされる。この時、命が酒に酔って眠っていたことを深く反省したという言い伝えから、川津来宮神社では「鳥精進・酒精進」という厳しい戒律が今日まで守り伝えられている。毎年十二月の例大祭期間中、氏子たちは酒を断つだけでなく、卵や鶏肉を食べることも控えるという特異な風習を維持している。
川津来宮神社の境内には、樹齢千年以上を誇る「来宮様の大クス」がそびえ立っており、国の天然記念物にも指定されている。この巨樹は杉桙別命の神威が宿る依代として、地域住民から畏敬の念を持って守られてきた。
神話や伝承に基づき、個人的な解釈を含みます。