出典:国土地理院
御祭神の伊波久良和気命についてお話しするのじゃ。
伊豆國の神々で、系譜がちょっと不詳なのじゃ。ご神徳と得意分野は、
伊波久良別命伊波久良和気命etc...
父:-
母:-
静岡県伊東市八幡野に鎮座する八幡宮来宮神社の祭神として知られる神である。元々は、同地における土着の地主神、あるいは漂着神(まれびと神)として信仰されていた神格であると考えられている。
その由緒には特徴的な伝承が存在する。大昔、伊波久良和気命は瓶に乗って神社付近の海岸(金剛津根)に漂着したと伝えられている。当初は海岸近くの洞窟(「堂の穴」)に祀られていたが、この神が大変な酒好きであったため、沖を通る船を停めては酒を要求し、船人たちを困らせたという逸話が残る。そのため、人々は神を船から見えない丘の上へと遷座させたが、そこからも海が見えたため、さらに現在の社地へと遷したとされている。この伝承は、かつてこの地の海人集団が海上交通を管理し、一種の通行税を徴収していた歴史的背景を神話化したものであるという解釈も存在する。
平安時代初期の延暦年間(782~806年)に、この来宮神社に正八幡宮(誉田別命)が合祀され、現在の一殿両扉の社殿形式になったと伝えられている。これにより、伊波久良和気命は八幡神と共に祀られることとなった。
伊波久良和気命は酒にまつわる由縁から、断酒・禁酒の神、または逆に酒精の神として信仰されている。
神話や伝承に基づき、個人的な解釈を含みます。