出典:国土地理院
概要
第六天神社は、仏教の宇宙観における欲界の最上位である他化自在天を祀る神社であり、主に関東地方を中心として分布する特異な信仰拠点である。他化自在天は第六天魔王とも呼ばれ、修行者の邪魔をする魔軍の王とされる一方で、強大な法力を持つ守護神としての側面も併せ持つ。この魔王を神道の神と習合させる際、神世七代の第六代に数えられる面足尊と惶根尊の二柱に比定したことが、現在の祭神構成の主流となっている。こうした神仏習合の背景には、強大な力を持つ「魔」を敢えて祀り上げることで、その威力を逆転させて疫病や災厄を退ける「逆封じ」の信仰があった。
戦国時代には、自らを第六天魔王と称した織田信長の逸話が有名であるが、実際の第六天信仰はそれよりも古くから庶民の間に根付いていた。特に武蔵國や相模國においては、地域の守護神として数多くの第六天社が建立された。しかし、明治時代の神仏分離令により、その存続は大きな転換点を迎えることになる。仏教色の強い「第六天」という名称は、国家神道の観点から改称を余儀なくされるケースが相次いだ。その際、祭神の名から「面足神社」や「胡録神社」へと改称された社も少なくない。
全国の主な神社
稲荷神社・稲荷社
八幡神社・八幡社・白幡社
八坂神社・祇園社・天王社
八雲神社・須賀社・素鵞社
天満宮・天神社
弁財天・弁天社
住吉神社・住吉社
白山神社・白山社
神明社・皇大神宮・伊勢社
熊野神社・熊野社
杉山神社・杉山社
浅間神社・浅間社
第六天神社
日吉・日枝・山王神社
金刀比羅神社・琴平社
諏訪神社・諏訪社
月読神社・月読社
厳島神社・厳島社
御嶽神社・御嶽社
鹿島神社・鹿島社
香取神社・香取社
春日神社・春日社
秋葉神社・秋葉社
三峯神社・三峯社
古峯神社・古峯社
愛宕神社・愛宕社
猿田彦神社
淡島神社・粟島社
竈神社・荒神社
羽黒神社・出羽神社
三島神社・三島社
子ノ神社
雷電神社・雷電社
産泰神社
三吉神社
青麻神社
駒形神社