出典:国土地理院
総本宮・総本社
猿田彦神社・椿大神社(三重県伊勢市・鈴鹿市)
概要
サルタヒコは天津神たちの天降りにあたって、道案内をした葦原中國の神である。巷にある「道祖神」の祖神とも言われる。そしてサルタヒコを讃える祝詞が「庚申祓」である。サルタヒコの「猿」から十二支の「申」と関連づけ、更には仏教の庚申信仰と結びついた結果であろう。庚申信仰は中国の道教を起源とするが、江戸時代に入り庶民信仰として大人気となった。それが「庚申講」であり、現在でも庚申塔を残す地方は多い。庚申塔には青面金剛と三猿(見ざる・聞かざる・言わざる)を彫り込んだものが多く、この三猿の猿がサルタヒコの「猿」であるという。正直なところ、だいぶ遠回りな結び付けではあるが、神も仏も有難いものだと分け隔てなく結びつけて信仰するという、江戸時代の大らかな庶民信仰の文化そのものだと思われる。
庶民に身近な神であるサルタヒコではあるが、その総本社は伊勢市の猿田彦神社とする説と、鈴鹿市の椿大神社とする説がある。さらに一説には、伊勢外宮には元々サルタヒコが祀られていたという説もある。
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