出典:国土地理院
てんじんさん
総本宮・総本社
太宰府天満宮(福岡県 太宰府市)
概要
菅原道真を祀る神社で全国に点在し、主に「学問の神さま」として学生を中心とする受験生に絶大な人気を誇っている。総本社は、福岡県の太宰府天満宮と京都府の北野天満宮の二社である。
菅原道真は9世紀後半に活躍した歴史上実在の人物で、学者であり政治家でもあった。知力を基に右大臣まで昇ったが、同時に周辺貴族の反感や不満は蓄積し、最終的に謀反の罪を着せられ左遷され、その2年後の西暦903年に太宰府でその生涯を閉じた。遺体は牛車に乗せられ寺に向かったが、その門前で牛車が立ち止まり動かなくなった。それが道真の遺志であると受け止められ、そこに廟が建てられた。しかしながらその直後から、都を中心に疫病や異常気象が起きはじめ、それらが道真の怨念の仕業であると噂されるようになった。その怨念を鎮めるために道真廟に社殿が建てられたのが、今日の天満宮の始まりである。その後も「祟り」は鎮まることなく、貴族たちに不幸が襲いかかる。道真の名誉回復や「天満宮」という社号の併用もあり、道真はますます神格化されていった。
また巷には、「天神社」と書かれた祠を見かける事が多い。大抵は菅原道真を祀っている祠と思われるが、元々は天津神を祀っていた祠も相当数あると考えられる。天満天神と天津神が混同され、菅原道真に変わってしまった天神社はかなり多い。由緒札などに明記されていれば判断できるが、そうでない場合は判断のしようがない。
全国の主な神社
北野天満宮 長岡天満宮 男山千姫天満宮 天神社 物部天神社国渭地祇神社天満天神社 天神社 榴岡天満宮 防府天満宮 西天神社 東天神社 菅原天満宮 谷保天満宮 大麻止乃豆乃天神社 穴澤天神社 布多天神社 天満社 穴澤天神社 阿豆佐味天神社 朝日森天満宮 芳賀天満宮 普天満宮 綾野天満宮 東方天満宮 永谷天満宮 有馬荒井谷戸天満宮 第六天神社 太宰府天満宮 梁川天神社 八重天満神社 東蕗田天満社 天満宮 大六天神社 大六天神社 天満宮 大生郷天満宮 天神社 天神社
北野爾坐天満宮天神
菅原道真公
(京都府 京都市 上京区)
菅原道真
(京都府 長岡京市 )
菅原道真
(兵庫県 姫路市 )
菅原道真公
(千葉県 南房総市 )
北野天神社
【物部天神社】
(埼玉県 所沢市 )
稚産霊神
(埼玉県 児玉郡上里町 )
菅原道真
(宮城県 仙台市 宮城野区)
菅原道真
(山口県 防府市 )
菅原道真公
(山梨県 笛吹市 )
菅原道真公
(山梨県 笛吹市 )
菅原道真
(島根県 松江市 )
菅原道真公
(東京都 国立市 )
櫛真智命
(東京都 稲城市 )
少彦名命
(東京都 稲城市 )
五宿天神
少彦名神
(東京都 調布市 )
北野天満社
菅原道真
(東京都 八王子市 )
穴沢天神社
高皇産霊神
(東京都 あきる野市 )
少彦名命
(東京都 西多摩郡瑞穂町 )
菅原道真公
(栃木県 佐野市 )
菅原道真公
(栃木県 芳賀郡芳賀町 )
熊野権現
(沖縄県 宜野湾市 )
天穂日命
(滋賀県 甲賀市 )
菅原道真
(神奈川県 横浜市 都筑区)
菅原道真
(神奈川県 横浜市 港南区)
菅原道真
(神奈川県 川崎市 宮前区)
面足能命
(神奈川県 横浜市 泉区)
菅原道真公
(福岡県 太宰府市 )
菅原道真公
(福島県 伊達市 )
菅原道真公
(茨城県 石岡市 )
菅原道真公
(茨城県 結城郡八千代町 )
天神さま
菅原道真公
(茨城県 常陸太田市 )
不明
(茨城県 つくば市 )
不明
(茨城県 つくば市 )
菅原道真
(茨城県 つくば市 )
御廟天神
菅原道真公
(茨城県 常総市 )
水海道天満宮
菅原道真命
(茨城県 常総市 )
高皇産霊神
(静岡県 三島市 )
稲荷神社・稲荷社
八幡神社・八幡社・白幡社
八坂神社・祇園社・天王社
八雲神社・須賀社・素鵞社
天満宮・天神社
弁財天・弁天社
住吉神社・住吉社
白山神社・白山社
神明社・皇大神宮・伊勢社
熊野神社・熊野社
杉山神社・杉山社
浅間神社・浅間社
第六天神社
日吉・日枝・山王神社
金刀比羅神社・琴平社
諏訪神社・諏訪社
月読神社・月読社
厳島神社・厳島社
御嶽神社・御嶽社
鹿島神社・鹿島社
香取神社・香取社
春日神社・春日社
秋葉神社・秋葉社
三峯神社・三峯社
古峯神社・古峯社
愛宕神社・愛宕社
猿田彦神社
淡島神社・粟島社
竈神社・荒神社
羽黒神社・出羽神社
三島神社・三島社
子ノ神社
雷電神社・雷電社
産泰神社
三吉神社
青麻神社
駒形神社