出典:国土地理院


菩薩(六地蔵)

鶏亀地蔵

けいきじぞう

鶏亀地蔵(けいきじぞう)は、地蔵菩薩(じぞうぼさつ)の六つの分身である六地蔵(ろくじぞう)の一尊であり、六道(りくどう)のうち人間道(にんげんどう)に堕ちた衆生を救済する役割を担うとされる。その名は「鶏(にわとり)と亀」という生き物を象徴しており、これらはそれぞれ、生きとし生けるものの命の営みと、その命が持つ永遠の可能性を意味している。鶏亀地蔵は、人間道に生きる衆生に対し、人生の苦難や煩悩を乗り越える智慧と勇気を授け、正しい道へと導く功徳を持つとされる。

六地蔵信仰は、衆生が死後の業によって輪廻転生するとされる六つの迷いの世界、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上のそれぞれの世界に、地蔵菩薩が姿を変えて現れ、苦しみを救うという信仰に基づいている。人間道に生きる人々は、生老病死(しょうろうびょうし)の四苦をはじめ、様々な苦しみや煩悩に囚われている。鶏亀地蔵は、そのような衆生に対して、生命の尊厳と永遠の救済の可能性を示し、現世での苦しみを和らげ、幸福へと導く役割を担う。また、この鶏亀地蔵は、延命地蔵(えんめいじぞう)とも同一視され、延命利生(えんめいりしょう)、すなわち命を延ばし、利益をもたらす功徳を持つ仏としても信仰されてきた。

六地蔵としての鶏亀地蔵は、他の地蔵と同様、簡素な僧形(そうぎょう)で表されることが多い。その持物(じもつ)や印相(いんそう)は文献によって諸説あるが、右手に錫杖(しゃくじょう)、左手に宝珠(ほうじゅ)を持つ姿で表されることもある。錫杖は衆生の迷いを覚醒させ、宝珠は意のままに願いを叶える力を象徴しており、この二つの持物で衆生を救済する鶏亀地蔵の働きを表現している。


梵名


真言(小咒)

像容

  • 一面二臂
  • 剃髪
  • 半眼
  • 柔和相
  • 右手:錫杖
  • 左手:宝珠
  • 立姿

注記

別称:延命地蔵・光味地蔵

本尊とする主な寺院

主要な寺院の中には無いようです。


主な宗派

天台宗

真言宗

浄土宗

浄土真宗

日蓮宗

時宗

臨済宗

曹洞宗

法相宗

律宗

華厳宗




仏の一覧

十三仏

釈迦如来

文殊菩薩

普賢菩薩

地蔵菩薩

弥勒菩薩

薬師如来

観音菩薩

勢至菩薩

阿弥陀如来

阿閦如来

大日如来

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六観音

如意輪観音

十一面観音

馬頭観音

千手観音

聖観音

不空羂索観音

准胝観音



六地蔵

地持地蔵

陀羅尼地蔵

宝性地蔵

鶏亀地蔵

法性地蔵

法印地蔵



青面金剛

荼枳尼天

歓喜天

摩利支天

閻魔



実在した人物

役行者

秋葉三尺坊権現



その他

愛染明王




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