出典:国土地理院


如来(十三仏)

阿閦如来

あしゅくにょらい

阿閦如来(あしゅくにょらい)は、密教における金剛界五智如来(こんごうかいごちにょらい)の一尊であり、大日如来を中心とする曼荼羅(まんだら)において、東方に位置する。その名はサンスクリット語の「アクショービヤ」の音写で、「揺るぎない」「不動」を意味する。修行中に「瞋恚(しんい)」、すなわち怒りの心を起こさないと誓願し、それを貫いて悟りを開いたことから、揺るぎない菩提心(ぼだいしん)と堅固な修行の象徴とされる。この揺るぎない心は、煩悩によって心が動揺するのを防ぎ、人々に精神的な安定をもたらすご利益があると信じられている。

阿閦如来は「大円鏡智(だいえんきょうち)」を具現化した仏とされる。大円鏡智とは、清らかな鏡が一切の事物をありのままに映し出すように、真実のすべてを映し出す悟りの智慧のことである。この智慧の力によって、人々は自らの心を清浄にし、怒りや貪りの心を克服することができるとされる。そのために、七回忌の法要において、故人が安らかな心で成仏できるよう導く仏として祀られることも多い。

その姿は、右手で地面に触れる「触地印(そくじいん)」を結び、左手は衣の端を掴んで腹に当てるのが一般的である。この触地印は、釈迦が悟りを開いた際に悪魔の妨害を退けた「降魔(ごうま)の印」と同じであり、阿閦如来の強い意志と煩悩を退ける力を象徴している。また、この印は、修行の証として大地に触れて証明を求めた故事に由来する。日本においては、単独で祀られることは稀で、主に東寺(とうじ)の立体曼荼羅のように、五智如来の一尊として造像されることが多い。


梵名

アクショーブヤ
अक्षोभ्य [Akṣobhya]

真言(小咒)

オン アクシャビヤ ウン

像容

  • 一面二臂
  • 螺髪・肉髻
  • 半眼
  • 柔和相
  • 右手:降魔印または触地印
  • 左手:衣服の端を握る
  • 立姿または結跏趺坐

注記

七回忌(7年目・6年後)

本尊とする主な寺院

主要な寺院の中には無いようです。


主な宗派

天台宗

真言宗

浄土宗

浄土真宗

日蓮宗

時宗

臨済宗

曹洞宗

法相宗

律宗

華厳宗




仏の一覧

十三仏

釈迦如来

文殊菩薩

普賢菩薩

地蔵菩薩

弥勒菩薩

薬師如来

観音菩薩

勢至菩薩

阿弥陀如来

阿閦如来

大日如来

虚空蔵菩薩



六観音

如意輪観音

十一面観音

馬頭観音

千手観音

聖観音

不空羂索観音

准胝観音



六地蔵

地持地蔵

陀羅尼地蔵

宝性地蔵

鶏亀地蔵

法性地蔵

法印地蔵



青面金剛

荼枳尼天

歓喜天

摩利支天

閻魔



実在した人物

役行者

秋葉三尺坊権現



その他

愛染明王




免責事項
  • これは学術的な手法に基づく調査・研究ではありませんが、日々研究を重ねて精度を上げていきます。
  • フィールドワークで得られた情報とスマホで撮影した写真をもとに、主観的に判断しているため誤解釈や間違いが発生している可能性があります。
  • その場合、先の研究や報告等に対し意義を唱えるものではなく、当ウェブサイト側のミスである可能性が高いことをご了承ください。
  • よく分からないものは「不明」と表記しています。
  • 宗派・祭神・神札に関しては、 「境内設置の由緒書き」「現地での目視確認」「公式ウェブサイトでの記載」または「各都道府県の神社庁ウェブサイト」のいずれかにて確認できなかった場合は、 慣例的に容易に予測や推定可能な場合であっても原則的に「不明」としています。しかしながら、神社名から推察される祭神名を括弧書きで表示している場合もあります。
  • また祭神に関しては、その表記に別名や別称が多数存在することが多く、基本的には由緒書きに従った表記名をし、 祭神について詳細情報がある場合は祭神名が太字リンクとなっております。
  • 当ウェブサイトに掲載された情報の利用により発生したいかなるトラブル・損失・損害に対しても、当方は責任を負いません。
著作権
  • 当ウェブサイトに掲載されているスナップ写真のみ、クリエイティブ・コモンズ「CC BY-NC 4.0」で提供されています。
  • 当ウェブサイトに掲載されている文字コンテンツ、360度画像、イラストは、おさんぽ・YOKOHAMAが権利を有していおります。