出典:国土地理院


天()

閻魔

えんま

閻魔(えんま)は、仏教において死後の世界である冥界の王であり、死者の生前の行いを裁く役割を担う神である。その起源は古代インドの神話に登場する人類最初の死者であるヤマ(ヤーマ)であり、これが仏教に取り込まれて東アジアに伝わる過程で、中国の道教思想とも融合し、現在の閻魔の姿が形成された。日本には仏教伝来とともに伝わり、「閻魔大王(えんまだいおう)」として広く知られるようになった。

閻魔の最も重要な役割は、死者がこの世を去った後、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上という六つの迷いの世界、すなわち六道(りくどう)のどこへ生まれ変わるかを裁定することにある。この審判は、特に忌明けまでの四十九日の間に、初七日から七日ごとに十人の王が行う裁判の一環であり、閻魔は三十五日目の審判を担当するとされる。このとき、生前の行いが記された「閻魔帳(えんまちょう)」や、生前の行いが映し出される「浄玻璃の鏡(じょうはりのかがみ)」が証拠として用いられる。

一般的に、閻魔は恐ろしい形相で、大きな炎の光背を背負い、手に笏(しゃく)や錫杖(しゃくじょう)を持つ姿で表現される。これは、生前の悪行を戒め、善行を促すための強い叱咤の現れである。しかし、仏教においては、この恐ろしい姿は方便であり、その正体は地蔵菩薩(じぞうぼさつ)の化身であるとされている。地蔵菩薩は、六道すべてに姿を現して衆生を救済する慈悲深い仏であり、閻魔として死者を裁くことも、結局は衆生を救済するための慈悲の行為であると解釈される。


梵名

ヤマ
यम[Yama]

真言(小咒)

オン・バイバ・ソワタヤ・ソワカ

像容

  • 一面二臂
  • 右手:笏
  • 左手:

注記

日本では地蔵菩薩の化身ともされている。
手に持っている笏(しゃく)は、いわゆるメモ帳としての役割。

本尊とする主な寺院

主要な寺院の中には無いようです。


主な宗派

天台宗

真言宗

浄土宗

浄土真宗

日蓮宗

時宗

臨済宗

曹洞宗

法相宗

律宗

華厳宗




仏の一覧

十三仏

釈迦如来

文殊菩薩

普賢菩薩

地蔵菩薩

弥勒菩薩

薬師如来

観音菩薩

勢至菩薩

阿弥陀如来

阿閦如来

大日如来

虚空蔵菩薩



六観音

如意輪観音

十一面観音

馬頭観音

千手観音

聖観音

不空羂索観音

准胝観音



六地蔵

地持地蔵

陀羅尼地蔵

宝性地蔵

鶏亀地蔵

法性地蔵

法印地蔵



青面金剛

荼枳尼天

歓喜天

摩利支天

閻魔



実在した人物

役行者

秋葉三尺坊権現



その他

愛染明王




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