出典:国土地理院


天()

歓喜天

かんきてん

歓喜天(かんぎてん)は、大聖歓喜天(だいしょうかんぎてん)、または聖天(しょうてん)とも呼ばれ、密教において特に重要な天部の守護神である。その起源は、ヒンドゥー教の象神ガネーシャであり、もとは障害を司る荒々しい神であった。それが仏教に取り入れられる過程で、十一面観音菩薩(じゅういちめんかんのんぼさつ)の教化によって仏教に帰依し、障害を取り除いて財福をもたらす護法善神(ごほうぜんしん)へと変化したとされる。

歓喜天の像容で最も特徴的なのは、象の頭を持ち、男女二天が抱き合った姿の「双身像(そうしんぞう)」である。これは、互いに抱擁することで煩悩や悪を鎮め、福徳をもたらすことを象徴している。また、単身の像も存在するが、多くは厨子(ずし)の中に安置され、一般には公開されない絶対秘仏として扱われている。

歓喜天は非常に強力な力を持つ一方で、信仰を怠ったり、不浄な行いをしたりすると、その罰も大きいとされ、信仰には細心の注意が必要であると伝えられる。また、牛肉や酸っぱいものを忌むなど、供養には様々な約束事がある。

日本においては、平安時代に空海(くうかい)が唐から密教を伝えるとともに信仰が広まり、特に真言宗や天台宗の寺院で祀られてきた。生駒山寳山寺(ほうざんじ)や埼玉県熊谷市の聖天山歓喜院(しょうてんざんかんぎいん)など、歓喜天を祀る寺院は「聖天さま」として広く知られ、多くの信仰を集めている。


梵名

ナンディケーシュヴァラ
Nandikeśvara

真言(小咒)

オン・キリク・ギャク・ウン・ソワカ

像容

  • 一面二臂
  • 象頭または人頭
  • 右手:
  • 左手:

本尊とする主な寺院

主要な寺院の中には無いようです。


主な宗派

天台宗

真言宗

浄土宗

浄土真宗

日蓮宗

時宗

臨済宗

曹洞宗

法相宗

律宗

華厳宗




仏の一覧

十三仏

釈迦如来

文殊菩薩

普賢菩薩

地蔵菩薩

弥勒菩薩

薬師如来

観音菩薩

勢至菩薩

阿弥陀如来

阿閦如来

大日如来

虚空蔵菩薩



六観音

如意輪観音

十一面観音

馬頭観音

千手観音

聖観音

不空羂索観音

准胝観音



六地蔵

地持地蔵

陀羅尼地蔵

宝性地蔵

鶏亀地蔵

法性地蔵

法印地蔵



青面金剛

荼枳尼天

歓喜天

摩利支天

閻魔



実在した人物

役行者

秋葉三尺坊権現



その他

愛染明王




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