出典:国土地理院


天()

摩利支天

まりしてん

摩利支天(まりしてん)は、仏教の守護神である天部の一尊であり、陽炎(かげろう)を神格化した存在である。その名はサンスクリット語の「マリーチ」に由来し、陽炎のように捉えどころがなく、姿を見せないという特徴を持つ。この性質から、摩利支天を信仰する者は、他人から姿を見られたり、害されたりすることなく、災難を避け、自らの願望を成就できるとされてきた。

この「隠形(おんぎょう)」の効能から、特に戦国時代の武士たちから戦勝の守護神として篤く信仰された。武将たちは、摩利支天の力を得て戦場での勝利を祈願し、兜の中に摩利支天像を納めたり、念仏を唱えたりしたといわれる。

摩利支天の像容は多様であるが、一般的には一面三眼六臂(いちめんさんがんろっぴ)、または三面八臂(さんめんはっぴ)の忿怒(ふんぬ)相で表現されることが多い。複数の顔や腕を持つ姿は、あらゆる方向から迫る敵や災いを見通し、打ち破る力を象徴している。また、イノシシ、または七頭のイノシシが牽く台車に乗る姿で描かれることが特徴的である。イノシシは、摩利支天の持つ猛々しさと勇猛さを表す神使(しんし)とされている。

日本においては、禅宗や日蓮宗で護法善神(ごほうぜんしん)として重視され、東京の上野にある徳大寺や金沢の宝泉寺、京都の禅居庵などが「日本三大摩利支天」として知られる。


梵名

マーリーチー
Mārīcī

真言(小咒)

オン・マリシエイ・ソワカ

像容

  • 一面二臂
  • 右手:
  • 左手:

本尊とする主な寺院

主要な寺院の中には無いようです。


主な宗派

天台宗

真言宗

浄土宗

浄土真宗

日蓮宗

時宗

臨済宗

曹洞宗

法相宗

律宗

華厳宗




仏の一覧

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青面金剛

荼枳尼天

歓喜天

摩利支天

閻魔



実在した人物

役行者

秋葉三尺坊権現



その他

愛染明王




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