出典:国土地理院


菩薩(十三仏)

地蔵菩薩

じぞうぼさつ

地蔵菩薩(じぞうぼさつ)は、仏教における菩薩の一尊であり、特に衆生の苦難を救う慈悲深い存在として、古くから厚い信仰を集めてきた。サンスクリット語の「クシティガルバ」を漢訳したもので、「大地」を意味する「地」と「胎蔵」を意味する「蔵」から成り、大地が万物を育むように、苦悩する衆生を大いなる慈悲で包み込み、救済するという役割を持つ。仏教では、釈迦如来が入滅してから、弥勒菩薩(みろくぼさつ)が如来として現れるまでの無仏の時代に、すべての衆生を救済する役割を託されたとされる。

地蔵菩薩の信仰において最も重要な役割の一つは、地獄に堕ちた人々を救済することにある。地獄の閻魔王(えんまおう)は、地蔵菩薩の化身であるとも考えられており、死者の魂を裁きつつも、地蔵菩薩として救いの手を差し伸べる存在と信じられた。また、特に子供の守り神としても信仰されており、早世した子供たちが三途の川のほとりにある「賽(さい)の河原」で、親に孝行できなかった罪を償うために石を積む苦行を強いられる際、地蔵菩薩がその子供たちを救済するという民間信仰も広まった。このため、多くの地蔵像が子供を守る赤いよだれかけや帽子を身につけている。

その姿は、他の菩薩が豪華な装身具をまとうのに対し、簡素な僧形(そうぎょう)であることが特徴である。これは、煩悩を捨て、人々の苦しみに寄り添う慈悲深さを表している。右手に衆生の苦悩を救う錫杖(しゃくじょう)を、左手に願いを叶える宝珠(ほうじゅ)を持つ姿で表現されることが多い。六道輪廻(ろくどうりんね)の六つの世界すべてに姿を現し、それぞれの世界で苦しむ衆生を救済するという「六地蔵」信仰も盛んで、地域によっては道端に六体の地蔵が並んでいるのを見ることができる。


梵名

クシティガルバ
क्षितिघर्भ[Kṣitigarbha]

真言(小咒)

オン カカカ ビサンマエイ ソワカ

像容

  • 一面二臂
  • 剃髪
  • 半眼
  • 柔和相
  • 右手:錫杖または与願印
  • 左手:如意宝珠
  • 立姿または結跏趺坐

注記

五七日(35日目・34日後)

本尊とする主な寺院

主要な寺院の中には無いようです。


主な宗派

天台宗

真言宗

浄土宗

浄土真宗

日蓮宗

時宗

臨済宗

曹洞宗

法相宗

律宗

華厳宗




仏の一覧

十三仏

釈迦如来

文殊菩薩

普賢菩薩

地蔵菩薩

弥勒菩薩

薬師如来

観音菩薩

勢至菩薩

阿弥陀如来

阿閦如来

大日如来

虚空蔵菩薩



六観音

如意輪観音

十一面観音

馬頭観音

千手観音

聖観音

不空羂索観音

准胝観音



六地蔵

地持地蔵

陀羅尼地蔵

宝性地蔵

鶏亀地蔵

法性地蔵

法印地蔵



青面金剛

荼枳尼天

歓喜天

摩利支天

閻魔



実在した人物

役行者

秋葉三尺坊権現



その他

愛染明王




免責事項
  • これは学術的な手法に基づく調査・研究ではありませんが、日々研究を重ねて精度を上げていきます。
  • フィールドワークで得られた情報とスマホで撮影した写真をもとに、主観的に判断しているため誤解釈や間違いが発生している可能性があります。
  • その場合、先の研究や報告等に対し意義を唱えるものではなく、当ウェブサイト側のミスである可能性が高いことをご了承ください。
  • よく分からないものは「不明」と表記しています。
  • 宗派・祭神・神札に関しては、 「境内設置の由緒書き」「現地での目視確認」「公式ウェブサイトでの記載」または「各都道府県の神社庁ウェブサイト」のいずれかにて確認できなかった場合は、 慣例的に容易に予測や推定可能な場合であっても原則的に「不明」としています。しかしながら、神社名から推察される祭神名を括弧書きで表示している場合もあります。
  • また祭神に関しては、その表記に別名や別称が多数存在することが多く、基本的には由緒書きに従った表記名をし、 祭神について詳細情報がある場合は祭神名が太字リンクとなっております。
  • 当ウェブサイトに掲載された情報の利用により発生したいかなるトラブル・損失・損害に対しても、当方は責任を負いません。
著作権
  • 当ウェブサイトに掲載されているスナップ写真のみ、クリエイティブ・コモンズ「CC BY-NC 4.0」で提供されています。
  • 当ウェブサイトに掲載されている文字コンテンツ、360度画像、イラストは、おさんぽ・YOKOHAMAが権利を有していおります。