出典:国土地理院
豊日別
『古事記』の国産み神話に登場する神であり、伊邪那岐命と伊邪那美命の二柱の神によって生み出された筑紫島、すなわち現在の九州を構成する四つの顔のうちの一つ、豊國を神格化した存在である。
この神名の「豊」は、文字通り豊穣さや充実している様、あるいは美称として用いられ、「日」は太陽、あるいは霊的な力としての「霊」を意味すると考えられる。また、「別」は男子の尊称や分立した存在を指す言葉であり、合わせて「太陽の如く輝き、豊かな実りをもたらす神聖な男子」という瑞祥つまり吉兆に満ちた意味を持っている。九州の四神はいずれも「日」を名に含むことから、この地域が太陽の恩恵を強く受ける地、あるいは太陽信仰の盛んな地であったことが推察される。
神話や伝承に基づき、個人的な解釈を含みます。