出典:国土地理院

御祭神の綏靖天皇についてお話しするのじゃ。
いにしえの皇族で、父は神武天皇、母は媛蹈鞴五十鈴媛命じゃ。宇奈岐日女神社などにてお祀りされておるのじゃ。
詳細は地図にも示しておるし、ページをスクロールして見てみるのじゃ!
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狐っこの
にゃんこきつね
いにしえの皇族

02.すいぜいてんのう

綏靖天皇

02.suizei Tennou(Emperor)

古事記に於ける名前の表記

建沼河耳命たけぬなかわみみのみこと神沼河耳命かんぬなかわみみのみこと

日本書紀に於ける名前の表記

渟名川耳尊ぬなかわみみのみこと神渟名川耳天皇かんぬなかわみみのみこと神渟名川耳尊かんぬなかわみみのみこと

先代旧事本紀に於ける名前の表記

神渟名河耳天皇かむぬなかわみみのすめらみこと葛城高丘宮御宇天皇かずらきのたかおかのみやにあめのしたしろしめししすめらみこと

漢風諡号に於ける名前の表記

綏靖天皇すいぜいてんのう

系譜
概要

第2代天皇。 その実在性については歴史学的に否定的であり、いわゆる「欠史八代」の一人に数えられる。神武天皇の皇子であり、その名は『日本書紀』では「神渟名川耳天皇かむぬなかわみみのすめらみこと」、『古事記』では「神沼河耳命かむぬなかわみみのみこと」と記される。

即位に至るまでの経緯は、神武天皇が崩御した後、異母兄である手研耳命たぎしみみのみこととの間で皇位継承をめぐる争いがあったと伝えられている。手研耳命が、神武天皇と正妃の媛蹈鞴五十鈴媛命ひめたたらいすずひめのみことの子である綏靖天皇と兄の神八井耳命かむやいみみのみことを暗殺しようと企てたことを察知した綏靖天皇が、逆に手研耳命を討ち取ったとされている。この事件の後、兄の神八井耳命は、自らは武勇に秀でていないとして皇位を弟である綏靖天皇に譲り、自身は神事を司ることになったという。

綏靖天皇は葛城の高丘宮(奈良県御所市)に都を置き、在位は33年、崩御時の年齢は84歳と記されている。しかし、これらの記録は後世に潤色されたものであり、実像を伝えるものではないと考えられている。彼の物語は、神話的な初代天皇から、より現実的な天皇へと移行する間の時期を埋める役割を果たしたと考えられる。

さらに詳しく・・・

【欠史八代】

欠史八代けっしはちだいとは、日本の記紀神話において、初代神武じんむ天皇と第10代崇神すじん天皇の間に位置する8人の天皇、すなわち第2代から第9代までの天皇を指す歴史学上の用語である。この8人の天皇とは、綏靖天皇すいぜいてんのう安寧天皇あんねいてんのう懿徳天皇いとくてんのう孝昭天皇こうしょうてんのう孝安天皇こうあんてんのう孝霊天皇こうれいてんのう孝元天皇こうげんてんのう、そして開化天皇かいかてんのうである。

『日本書紀』や『古事記』には、神武天皇の東征や崇神天皇の治世に関する詳細な記述がある一方、欠史八代の天皇については、系譜や陵墓、皇后や皇子に関する情報があるだけで、具体的な治世の事績がほとんど記されていない。このことから、古くからその実在性について疑いが持たれてきた。

歴史学的には、欠史八代の存在は、後世の編纂者が記紀の系譜を遡らせるために創作・追加したものであり、実際に存在した可能性は低いと考えられてきた。しかし、近年の考古学的な発見によって、欠史八代の実在をめぐる議論が再燃している。特に、埼玉県の稲荷山古墳から出土した鉄剣に銘文として記された「意富比垝おおひこ」という人名が、孝元天皇の皇子である大彦命おおひこのみことと同一視される可能性が指摘されている。これにより、欠史八代の天皇の存在そのものは依然として不確かであるものの、その系譜に連なる一部の人物が実在した可能性が出てきているのである。

欠史八代の実在性については諸説あり、年代を延ばすために創作されたという説のほか、神武天皇と崇神天皇は同一人物であり、欠史八代は存在しなかったという説、また、実在したとしても、当時の年齢の数え方が現在と異なるため長寿とされているという説などがある。


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