出典:国土地理院
若帯日子命若帯日子天皇
稚足彦天皇稚足彦尊
志賀高穴宮御宇天皇志賀高穴穂宮御宇天皇稚足彦命
成務天皇
稚足彦天皇
第13代天皇。第12代景行天皇の皇子であり、都を近江国(現在の滋賀県)の志賀高穴穂宮に置いたとされる。
成務天皇の最も知られた事績は、国や地方の統治制度を整備したことである。伝承によれば、全国の国・郡・県・邑を定め、国造や県主などの地方官を任命したとされる。これは、大和朝廷が地方の豪族を統率し、統治の仕組みを整備していった過程を象徴している。こうした地方豪族の任命は、中央集権的な統治体制を構築するための重要なステップであったと考えられる。
成務天皇の在位期間は、記紀の年代をそのまま信用すれば4世紀中頃にあたるが、考古学的な史料や他の伝承との整合性から、その実在性や具体的な事績については、伝説的な側面が強いとされている。
陵墓は、宮内庁によって奈良県奈良市にある佐紀石塚山古墳に「狹城盾列池後陵」として治定されている。この古墳は5世紀前半の築造と推定されており、成務天皇の在位時期とされる時代とはズレがあるため、被葬者を特定する確実な根拠はない。