出典:国土地理院

【国生み】イザナギ×イザナミ

04-3.たけひむかひとよくじひねわけ

建日向日豊久士泥別(=筑紫島)

04-3.takehimukahitoyokujihinewake

古事記に於ける名前の表記

建日向日豊久士泥別たけひむかひとよくじひねわけ

系譜
概要

古事記こじき』の国産み神話に登場する神であり、伊邪那岐命いざなぎのみこと伊邪那美命いざなみのみことの二柱の神によって生み出された筑紫島つくしのしま、すなわち現在の九州を構成する四つの顔のうちの一つ、肥國ひのくにを神格化した存在である。

筑紫島のうちこの神名だけ異様に長いことが問題に挙げられ、これが『古事記』の原形か、伝写上の誤りに由来するものか、決着はついていないようである。また、4つの國の中に、神話で最も重要な日向國が挙げられていない点も、過去より議論されている。

この神名は非常に長く複雑な構成を持つが、その一文字一文字には土地の性質を称える言葉が凝縮されている。「たけ」は勇猛さや力強さを、「日向ひむか」は太陽に向かう、あるいは明るい場所を、「」は太陽や霊威を意味する。さらに「とよ」は豊穣と美称を、「久士くじ」は「くし」に通じ、霊妙であることや不思議な力を指し、「ひね」は「いね」が転じたもの、あるいは土地の土壌を意味すると解釈される。そして「わけ」は男子の尊称である。これらを繋ぎ合わせると、「太陽に向かって輝く、霊妙で豊かな実りをもたらす力強い男子」という、極めて壮大な賛辞を込めた神名となる。

神徳・得意分野

神話や伝承に基づき、個人的な解釈を含みます。

  • 肥國の守護神

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