出典:国土地理院
御祭神の天道根命についてお話しします。
高天原の神で、ご神徳と得意分野は、
天道根命
天道尼乃命天道根命
父:-
母:彦狭知命
主に『先代旧事本紀』に登場する神であり、古代の紀伊國(現在の和歌山県)を治めた紀伊国造の祖神として知られている。その系譜は神皇産霊尊の五世の孫と伝えられる。
天道根命の最も重要な功績の一つは、饒速日尊の天孫降臨に随伴したことである。饒速日尊が、天照大御神の命を受けた際に、天道根命は饒速日尊に従い、十種の神宝を携えて天から地上に降り立ったとされている。この降臨の際、彼は饒速日尊の護衛を務めた三十二人の中に名を連ねていた。
その後、神武天皇が天下を平定し、初代天皇として即位した際、天道根命は紀伊国を賜り、初代の紀伊国造に任じられた。これは、日前神宮と國懸神宮に祀られる神鏡を奉じる者として、朝廷から紀伊国の統治を委ねられたことを意味する。
天道根命は、日前神宮・國懸神宮の創建にも深く関わっている。神武天皇の勅命により、天道根命は両神宮の神鏡を奉斎するよう命じられた。この神鏡は、伊勢神宮に祀られる八咫鏡と同等の格式を持つ宝鏡とされ、古くから厚い崇敬を受けてきた。天道根命の子孫である紀伊国造家は、代々両神宮の祭祀を司り、その職は明治時代に至るまで引き継がれた。
神話や伝承に基づき、個人的な解釈を含みます。