出典:国土地理院
御祭神のミシャグジについてお話しするのじゃ。
縄文の神々で、鶴見神社などにてお祀りされておるのじゃ。
詳細は地図にも示しておるし、ページをスクロールして見てみるのじゃ!
ちなみにこの枠は左下の▼で非表示にできるぞ。
縄文の神々
上記以外の文献または由緒書き等に於ける名前の表記
おしゃもじ様ミシャグジミシャグジ神御作神御射宮司御左口神御社宮司御社宮神杓子大神etc...
概要
古代諏訪の土俗神であり、古代神である。また、巷に見られる道祖神の起源とも考えられている。「ミシャグジ」という名前が伝言ゲームの如く各地に伝わっていく中で、様々に七変化し、そのバリエーションは200とも300とも言われる。
ミシャグジは特に実態のない自然を崇拝する姿からスタートしたと考えられるが、自然の造形の中で偶然に出来た生殖器に似た石を、分かりやすい対象として拾い上げて崇める姿も徐々に広まっていったと考えられる。これが石神信仰や道祖神信仰へと繋がる。故に、各地に祀られている生殖器に似た石棒の道祖神の起源の多くは、ミシャグジ信仰そのものか、或いは少なからずミシャグジ信仰に影響を受けた姿であると思って間違い無いだろう。
祭神を考察する
ミシャグジとは、諏訪という地にタケミナカタがやってくる遥か以前より畏れ崇められてきた土着の神である。
ミシャグジは古代神でありながら、その名と神格までが現代まで論じられている数少ない実例である。
それは神代から続く洩矢神の血筋が、守矢氏として現代まで受け継がれ、数多くの古文書・言い伝えが残っていることに由来する。しかしながら、ミシャグジに関する実践的な秘技や神事はほとんど消滅し、一部の伝承のみが知られるだけである。
ただ、伝承や神道らしからぬ荒々しく血塗られた祭から推察するに、ミシャグジの本質は「祟り神」であると考えられる。ミシャグジは根源は、自然そのものであり、自然は時に荒ぶる。荒ぶる自然の猛威は、容赦無くヒトや動物を傷つけ、血を流させ、殺す。その血や死がミジャグジに力を与える。それは「祟り」という力に変わり、定期的に襲ってくる。それを封印するための結界として、ミシャグジを畏れ崇めたことが古代諏訪の信仰の始まりなのだろう。そして守矢一族は、その荒ぶるミシャグジの霊神を、自在に操り、時には人に憑依させることすら可能な秘術を持ち、代々に渡って一子相伝で受け継いできた。しかしながら、時代を経るにつれて秘術は希釈され、先にも述べたように明治を境にほぼ消滅してしまった。
しかしながら、この血と死を好むミシャグジを畏れ敬う信仰は、途絶えてはいない。それが御柱祭や御頭祭である。時代を経て血生臭さは減ったとはいえ、死と紙一重の荒々しい祭りであることには違いはない。およそ神道らしからぬ数々の行為は、タケミナカタに対する神事というより、その背後にいるミシャグジへのアピールなのだろう。
ミシャグジは巷にある「道祖神」や「塞の神」の起源とも言われている。「道祖神」や「塞の神」は村の外れにて、他より近づく悪きモノを跳ね除ける役割として石を置いていることが多い。ミシャグジも「御石神」と書く別名がある事からもわかるように、石も以って具象化していると考えられる。特に多い形は、男性器を彷彿とさせる形状の石である。風化や摩耗により、自然にそういうカタチになった石を拾い上げ、崇めた。
性器の形をした石を崇める信仰は全国的にあり、これが全国的に諏訪社が満遍なく広まっている一つの原因になっているというのは個人的な予想である。
ミシャグジ信仰が先か性器型石神信仰が先かは、鶏か先か卵が先かと同じ問題で、決着は付かないと思うが、村はずれに置いてあった性器型の石が、実はあの名高い諏訪の神と同じ姿だと知ってしまったら、「オラが村にも諏訪の神様がおいでであった!」とお祭り騒ぎになることは容易に想像がつく。さらに、諏訪の神タケミナカタは狩猟や農耕にも神徳があるというのだから、村の住人が諏訪の信仰を受け入れるのも容易である。その流れが全国的に広まり、津々浦々まで諏訪社が存在する大きな理由だろう。
また別の流れも想像できる。ミシャグジは荒ぶる自然の祟り神である。つまり地震に起因する荒ぶる大地の怒りである。大地の怒りとは、地震によって発生する地割れ・山崩れなどのことである。日本列島には無数の断層が存在し、地震の震源地となっている。周期的に断層は動き、大きな被害を出す。それをミシャグジの怒りを捉えれば、その地にある特定の石を選び、崇めて、あわよくば怒りを封印してしまいたいと誰もが願ったことだろう。
事実、諏訪の地は地球規模の断層の上にあると言って良い。南北に走る糸魚川静岡構造線と東西に走る中央構造線が交わる場所、それが諏訪湖なのである。日本列島の形が今後どうなるかの運命を握っている非常に巨大な地球規模の「線」である。仮にこの構造線が動くとなると、想像を絶する破壊力が発生する。有史以前より破壊は周期的に発生し、動物や植物の生態を一瞬にして壊してしまう。その破壊力こそがミシャグジの力であり、諏訪に住む古代人が最も恐れた力である。それを封印するため、地震により発生する大量の血と死の代わりに、定期的にミシャグジに血と死を捧げる。それが御柱祭であり御頭祭なのである。かつては、その血と死の儀式を特定階級にあるヒト(つまり神官)を使って行っていた、則ちヒトが生贄として捧げられていたこともあるらしい。
高く聳える4本の御柱が上社(本宮・前宮)と下社(春宮・秋宮)のそれぞれに結界を作り、周辺にある小さな祠にさえも4本の御柱を立て結界をさらに強固なモノにする。本宮・前宮・春宮・秋宮が作る結界の柱が、諏訪湖を取り囲み更に大きな結界を成す。全力で構造線の交点を封じているのである。
今では、御柱祭も御頭祭もかつてほどの血生臭さは無く、さらに、コロナ禍の影響もあり2022年の御柱祭は本来あるべき姿からは程遠い状態になってしまった。御柱をトレーラーで運ぶというタケミナカタもびっくりな方法である。果たして、これにミシャグジは満足するのであろうか・・・いよいよ二つの構造線が大きく動く日が近いのかもしれない。。。
祭神として祀る主な神社
御園神社 おしゃもじ社 社宮司社 鶴見神社
お福神社・おしゃもじ様
おしゃもじ様
(東京都 大田区)
おしゃもじ様
(神奈川県 座間市 )
咳の神・おしゃもじ様
杓子大神
(神奈川県 横浜市 都筑区)
関神社
おしゃもじ様
(神奈川県 横浜市 鶴見区)
天之御中主神
高御産巣日神
神産巣日神
宇摩志阿斯訶備比古遅神
天之常立神/天常立尊
国之常立神
豊雲野神
宇比地邇神・須比智邇神
角杙神・活杙神
意富斗能地神・大斗乃弁神
淤母陀琉神・阿夜訶志古泥神
伊邪那岐神
伊邪那美神
国常立尊
国狭槌尊
豊斟渟尊
埿土煮尊・沙土煮尊
大戸之道尊・大戸之部尊
面足命・惶根命
伊奘諾尊
伊奘冉尊
愛比売
大気都比売神
蛭子
天鳥船神
石土毘古神
大山津見神/大山祇神
大綿津見神/少童命
久久能智神/句句廼馳命
志那都比古神・志那都比売神
泣沢女神
野槌姫命
速秋津比古神・速秋津比売神
火之迦具土神/軻遇突智命
金山彦神・金山姫神
豊受大御神=豊宇気毘売神
波邇夜須毘古神・波邇夜須毘売神
弥都波能売神/罔象女
和久産巣日神/稚産霊
八雷神
磐裂神・根裂神
磐筒男命・磐筒女命
淤迦美神/高龗
闇淤加美神/闇龗
闇御津羽神
建御雷神/武甕槌命
樋速日神/熯速日命
経津主神
甕速日神
正鹿山津見神
淤縢山津見神
奥山津見神
闇山津見神
志芸山津見神
羽山津見神
原山津見神
戸山津見神
中山祇神
天之水分神・国之水分神
意富加牟豆美命
河菜姫命
菊理媛命=白山比咩神
岐の神
事解男命=黄泉津事解之男
速玉男命
天照大御神/大日孁尊
建速須佐之男命/素戔嗚尊
月読命/月読尊
道敷神
道之長乳歯神
八衢比古神・八衢比売神
和豆良比能宇斯能神
伊豆能売神
神直日神・大直日神
住吉三神
八十禍津日神/八十枉津日神
綿津見三神
天津日子根命/天津彦根命
天之菩卑能命/天穂日命
活津日子根命
熊野久須毘命
正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命
市寸島比売命/市杵島姫命
多岐都比売命/湍津姫命
多紀理毘売命/田心姫命
天照大御神
正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊
彦火瓊瓊杵尊
彦火々出見命
鵜葺草葺不合命
天八下命
天三下命
天合命
天八百日命
天八十萬魂命
津速産霊神
天活玉命=生霊神
天宇受売命/天鈿女
天忍日命
飯長姫命
大宮売神
思兼神
少名毘古那神/少彦名命
栲幡千千姫命
知知夫彦命
豊石窓神・櫛石窓神
布刀玉命/天太玉命
三穂津姫命
八咫烏=賀茂建角身命
阿佐比古命
天津麻羅
天道根命
天伊岐志邇保命
天表春命
天押雲根命
天香山命
天熊人
天児屋命/天児屋根命
天下春命
天手力男神/手力雄神
天棚機姫神
天苗加命
天糠戸命
天羽槌雄神
天服織女/稚日女尊
天速玉姫命
天夷鳥命
天比理刀咩命
天日鷲神
天火明命
天目一箇神
天之御影神
天湯津彦命
天稚彦
石凝姥命
宇摩志麻遅命
鹿島天足別命
國懸大神
己等乃麻知比売命
手置帆負命
高野御子大神
玉祖命/豊玉命
長白羽神
邇藝速日命/饒速日命
彦狭知命
日前大神
御食津大神/笥飯大神
御食持命
保食神
大物主神
興玉神
猿田毘古神/猿田彦命
塩椎神/塩土老翁
足名椎神
石長比売命/磐長姫
神大市比売
櫛名田比売
木花之佐久夜毘売/木花開耶姫命
彦火々出見命
火須勢理命
火闌降命
宇都志日金拆命
玉依姫
豊玉姫
振魂尊
青幡佐草日古命
磐坂日子命
宇迦之御魂神/倉稲魂命
大土神
大年神
大穴牟遅神/大国主神
大屋津姫命
大屋毘古神/五十猛命
大山咋神
奥津彦命・奥津姫命
香山戸臣神
須勢理毘売
衡桙等乎而留比古命
枛津姫命
都留支日子命
波比岐神
八島士奴美神
八野若日女
若年神
阿遅鉏高日子根神/味耜高彦根神
吾田片隅命
天日方奇日方命
天美佐利命
出早雄命
意富多多泥古/大田田根子
賀夜奈流美命
木俣神
国忍富神
事代主神/都味歯八重事代主神
下光比売命/高姫命
高照姫命
建御名方神
御穂須須美命
赤衾伊努意保須美比古佐倭気命
天甕津日女命
稲背脛命
大国主大神
淤美豆奴神
神屋楯比売命
蚶貝比売命・蛤貝比売命
櫛御食野命
櫛八玉神
多伎都比古命
建速須佐之男命
和加布都努志命
油置売命
綺日女命
黒坂命
多祁許呂命
立速日男命
多弖命
筑簟命
毗那良珠命
普都大神
夜刀神
神武天皇
綏靖天皇
安寧天皇
懿徳天皇
孝昭天皇
孝安天皇
孝霊天皇
孝元天皇
開化天皇
崇神天皇
垂仁天皇
景行天皇
成務天皇
仲哀天皇
応神天皇=誉田別尊
仁徳天皇
履中天皇
清寧天皇
武烈天皇
継体天皇
安閑天皇
敏達天皇
用明天皇
天智天皇/中大兄
弘文天皇
天武天皇
元明天皇
宇多天皇
崇徳天皇
薊瓊入媛
阿比良比売/吾平津媛
天足彦国押人命
荒田郎女
五十日足彦命
五十狭城入彦皇子
石姫皇女
五十鈴依媛命
稲飯命
印色入日子命/五十瓊敷入彦命
磐之媛命
菟道稚郎子
大入杵命
大吉備津日子命/吉備津彦命
大毘古命/大彦命
息長水依比売
弟姫命
髪長比売
神八井耳命
紀白絲姫命
草香幡梭姫皇女
黒比売命/黒媛
神功皇后=息長帯比売命
衣通郞女
衣通姫神
竹野媛
武国凝別命
武渟川別
丹波道主王
千々速比売命
十市皇女
舎人親王
豊城入彦命
中日売命
難波皇子
渟熨斗皇女
渟葉田瓊入媛
蜂子皇子
隼別皇子
彦五瀬命
彦坐王
日子刺肩別命
彦狭島王
彦狭島命
彦太忍信命
日葉酢媛命
卑弥呼=倭迹迹日百襲姫命
媛蹈鞴五十鈴媛命
両道入姫命
真砥野媛
御毛沼命/三毛入野命
雌鳥皇女
屋主忍男武雄心命
倭建命/日本武尊
倭飛羽矢若屋比売
倭姫命
與止日女命
若木入日子命
稚武彦命
アラハバキ
ミシャグジ
青渭神
麻立比古命
天津羽羽神
天津甕星
阿米都瀬気多知命
天之日津久神
有鹿比古命・有鹿比女命
伊須流岐比古神
伊豆志八前大神
賀志波比売命
金村五百村咩命
河伯神
加理波夜須多祁比波預命
黒島磯根御気姫命
五丹大神
酒彌豆男命・酒彌豆女命
前玉命
前玉比売命
寒川比古命 ・寒川比女命
地主神
田田彦命
剣刀石床別命
豊葦建姫命
名草姫命・名草彦命
船玉神
三吉大神
産霊神
百大夫
倭大国魂神
若宇加能売命
天之尾羽張/稜威雄走神
天之日矛/天日槍
弟橘媛
神活須毘神
椎根津彦
多遅摩毛理
玉櫛媛
道返大神
手名椎神
長髄彦/登美能那賀須泥毘古
沼河比売
葉山媛
一言主神
安曇磯良
伊賀古夜日売命
賀茂別雷命
櫛眞知命
高良玉垂命
志波彦神
津速魂命
八坂刀売神
阿曇比羅夫
天種子命
天御桙命
天湯河板挙
阿八別彦命
伊都許利命
磐鹿六鴈
兄多毛比命
大伴武日
大幡主命
葛城襲津彦
塩伊乃己自直
竹葉瀬
建許呂命
建内宿禰命/武内宿禰
多胡羊太夫
千熊長彦
角日命
豊日命
奈良別
野見宿禰
羽田矢代宿禰
比古伊那許志別命
彦湯支命
比止禰命
道臣命
物部小事
稚彦命
安倍晴明
安倍宗任
阿保今雄
柿本人麻呂
北畠親房
源氏一族
権五郎景政
聖徳太子=厩戸皇子
菅原道真
平将門
乃木希典
藤原鎌足
源頼朝
耳面刀自
宗良親王
信太明神
真神
命婦神
天五田根命
天忍人命
天富命
天戸目命
浦島太郎
穗都佐和氣命
鴨玉依姫神
蘇民将来
高橋神
建田背命
建筒草命
建諸隅命
火宮神
比売神
物忌奈命
秋葉権現
愛宕権現
飯縄権現
春日権現
加波山権現
霧島六社権現
熊野三所権現
金毘羅権現
山王権現
蔵王権現
東照大権現
白山権現
八王子権現
行縢山三所大権現
宇賀神
役小角
牛頭天王
護法善神
三十番神
三宝荒神
七福神
十二天
善女龍王
第六天魔王
荼枳尼天
八大龍王神
座摩神
駒形神
塞三柱神
祓戸大神
疱瘡神
宗像三女神
天御中主之大御神
高御産巣日大御神
神産巣日大御神
気吹戸主
瀬織津姫神
速開都姫神
速佐須良比売
味耜高彦根命
大己貴命
田心姫命
布都斯魂大神
布都御魂大神
布留御魂大神
今木神
久度神
比売神(平野神社)
古開神
市杵島姫命
多岐都比売命
多紀理毘売命
熊野速玉男神
熊野牟須美神
家津美御子神
健磐龍命
阿蘇都媛
国龍神
比咩御子神
彦御子神
若比咩神
新彦神
新比咩神
若彦神
彌比咩神
速瓶玉命
金凝神
正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊
天之菩卑能命
天津日子根命
活津日子根命
熊野久須毘命
多紀理毘売命
多岐都比売命
市寸島比売命
稲倉魂命
保食命
太田命
大巳貴命
大宮姫命
金山彦命・金山姫命
志那都比古之命・志那都比売之命
埴山比売命
火産霊之命
弥都波能売命
天八降魂尊
天三降魂尊
天五十合魂尊
天八百日魂尊
天八十萬魂尊
高皇産霊尊(北斗七星)
神皇産霊尊(北斗七星)
神産日神
高御産日神
玉積産日神
生産日神
足産日神
大宮売神(宮中)
御食津神(宮中)
事代主神(宮中)
生井神
福井神
綱長井神
波比祇神
阿須波神
豊石窓神、櫛石窓神(宮中)
生島神
足島神
園神社
韓神社(二座)
御食津神社
火雷神社
高倍神社
大宮売神社(四座)
酒殿神社(二座)
鳴雷神社
太詔戸命神
久慈真智命神
隼神社