【平入形式 神明造】
唯一神明造
代表的な神社:
皇大神宮(正宮)
豊受大神宮(正宮) のみ
- 日本の神社建築様式。
- 檜の素木造り。
- 丸柱の掘立式で礎石を使用していない。
- 切妻・平入の高床式で棟木の両端を支える棟持柱がある。
- 萱葺の屋根の上には鰹木が置かれている。
- 千木は屋根の搏風が伸びた形状である。
唯一神明造は名の通り、伊勢神宮の内宮と外宮のそれぞれの正宮にのみに存在する唯一無二の社殿である。20年に一度の遷宮の度に新しく建て替えられ続けている。(中世に一時途絶えるなど多少のイレギュラーはあり)正宮の社殿は一般には間近で見ることはできない。
正殿は、内宮と外宮を比べると、外宮のほうが一回り小さく造られている。その他にも下記のような違いがある。
| 内宮の正殿 | 外宮の正殿 |
構造 | 京呂組 | 折置組 |
鰹木 | 10本(偶数) | 9本(奇数) |
千木 | 内削 | 外削 |