出典:国土地理院

菩薩 (十三仏)

観音菩薩

かんのんぼさつ

観音菩薩かんのんぼさつは、仏教における慈悲を象徴する菩薩であり、正式には観世音菩薩かんぜおんぼさつ、または観自在菩薩かんじざいぼさつとも呼ばれる。その名は、世の中の人々の苦悩の声や音を観じて、その苦しみから救済するという誓願に由来している。浄土教の阿弥陀如来あみだにょらい脇侍きょうじとして、その右側に控える存在であり、人々を極楽浄土へと導く役割を担う。阿弥陀三尊として祀られる際には、左脇侍の勢至菩薩せいしぼさつとともに、衆生を迎えにくる姿で表現されることが多い。

観音菩薩の信仰は古くから広まり、特に『観音経かんのんぎょう』には、三十三の姿に変身して衆生を救済すると説かれている。この「三十三応現身さんじゅうさんおうげんしん」の思想は、多様な姿を持つ観音像が造られる背景となり、千手観音せんじゅかんのん十一面観音じゅういちめんかんのん馬頭観音ばとうかんのんなど、様々な変化観音が生まれた。これらの変化観音は、それぞれが特定の功徳や役割を持ち、人々の様々な願いに応えてきた。

日本では、奈良時代の飛鳥・白鳳文化から多くの観音菩薩像が造立され、親しみを込めて「観音さま」と呼ばれてきた。西国三十三所観音霊場巡りなど、巡礼信仰の対象としても広く定着している。


梵名

アヴァローキテーシュヴァラ
[Avalokiteśvara]

真言(小咒)

六観音を参照

像容

  • 変化面 変化臂
  • 宝髻
  • 半眼
  • 柔和相
  • 右手: 変化
  • 左手: 変化
  • 立姿または結跏趺坐

注記

百か日(100日目・99日後)

本尊とする主な寺院


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