出典:国土地理院

菩薩 (六地蔵)

地持地蔵

ちじじぞう

地持地蔵じじじぞうは、地蔵菩薩じぞうぼさつの六つの分身である六地蔵ろくじぞうの一尊であり、六道りくどうのうち修羅道しゅらどうに堕ちた衆生を救済する役割を担うとされる。六地蔵信仰は、衆生が死後の業によって輪廻転生するとされる六つの迷いの世界、すなわち地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上のそれぞれの世界に、地蔵菩薩が姿を変えて現れ、苦しみを救うという信仰に基づいている。

地持地蔵の「持地」とは、大地を支え、衆生を支えるという意味で、修羅道にいる衆生を救うために、大地の底から支え、助け起こす力を象徴している。修羅道は、争いや闘争が絶えない苦しみの世界であり、その世界にいる衆生は、自己の慢心や怒りによって苦悩している。地持地蔵は、そうした衆生に対して、戦う心ではなく、大地のように揺るぎない安定した心をもたらし、争いから救済する働きを持つとされる。

六地蔵としての地持地蔵は、他の地蔵と同様、簡素な僧形そうぎょうで表されることが多いが、それぞれが持つ持物じもつで区別される。文献によって持物は異なる場合があるものの、地持地蔵は両手で数珠を持つ姿で描かれることがある。


梵名


真言(小咒)

オン ケン ダラニ ダラ ソワカ

像容

  • 一面 二臂
  • 剃髪
  • 半眼
  • 柔和相
  • 右手: 両手で数珠
  • 左手: 両手で数珠
  • 立姿

注記

別称:護讃地蔵

本尊とする主な寺院

主要な寺院の中には無いようです。


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