出典:国土地理院

菩薩 (六観音)

准胝観音

じゅんでいかんのん

准胝観音じゅんていかんのんは、仏教における観音菩薩かんのんぼさつの変化身の一つであり、「仏母ぶつも」、すなわちすべての仏を生み出す母とも称される。その名はサンスクリット語の「チュンダー」を音写したもので、修行者を奮起させ、悟りへと促す力を持つとされる。特に密教において重要な尊格であり、多大な功徳を持つことから、多くの仏を誕生させる根源的な力を持つ仏として尊ばれてきた。

その姿は、一面三眼いちめんさんがん、すなわち三つの眼を持つ顔と、十八本の腕を持つ像容が最も一般的である。三つの眼は、この世のすべてを見通す智慧を、十八本の腕は、あらゆる衆生を救済する無限の慈悲と力を象徴している。両手を胸の前で合わせ、その間に宝珠ほうじゅを戴く印相いんそうは、准胝観音の象徴的な姿である。その他の手には、剣、輪宝りんぼう蓮華れんげなど、様々な持物じもつを持ち、これらを用いて衆生を救済する。


梵名

チュンディー
[Cundī]

真言(小咒)

オン シャレイ シュレイ ジュンテイ ソワカ

像容

  • 一面 十八臂
  • 宝髻
  • 三眼
  • 柔和相
  • 右手: 説法印<br> 施無畏印・剣・数珠・子満果・鉞斧・鉤・金剛杵・宝鬘
  • 左手: 説法印<br> 如意宝珠・蓮華・澡灌・索・輪・螺・賢瓶・経篋
  • 立姿または結跏趺坐

注記

准胝観音は元は観音の列ではなく、 真言宗の僧侶によって観音の列に属するようになったため、化仏は無い。

本尊とする主な寺院

主要な寺院の中には無いようです。


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